私的ジャーナリズム

偏頭痛のため、今日は一日家で寝てました。
寝ている間夢を見たのですが、知人とおしゃべりしていて「今のしぐさ、金八先生みたい」と思ったら
その知人が金八先生そのものに見えて話も上の空になってしまったという意味不明な内容でした。
体調が悪いとき、意味不明な夢をよく見ます。

昨日、「若き友人たちへ」by 筑紫哲也 読了。
病床の中「青春と読書」に連載された「若き友人たちへ」(連載2回で終了)と早稲田大学立命館大学での
講義テープを一冊の本にまとめたものです。
個人的にはもう少し突っ込んだ筑紫さんの意見が読みたいとは思いましたが、
『「知の三角形」という考え方』という章が個人的に良かったです。

情報社会の中で溺れ死しないためにも、情報(Information)・知識(Knowledge)・判断する力(Wisdom)、
この知の三角形を偏りなく安定させることが大切なんだそうです。
『今の社会は情報の摂取ばかりやっているから足場が不安定になってグラグラする』と
筑紫さんは本の中でおっしゃっています。
自分に置き換えて考えてみると、どう考え・結論付けていいか分からない場面で
「知識や経験があれば…」と思うことが確かにありました。
当たり前といえば当たり前な考え方かもしれませんが、物事を考える上で自分に何が足りないか
客観的にチェックするには簡単で分かりやすい指針だと思いました。


井上陽水 「恋の予感」